1896年08月31日17時06分
陸羽地震
名前 陸羽地震
日時 1896年08月31日17時06分
震源 秋田県東部
緯度 北緯39.5度
経度 東経140.7度
規模 M7.2
深さ 0〜30km
出典 [2]
陸羽地震の震度分布。官報(1896)による。
概要
- 秋田県東部で発生したM7クラスの大地震[2]
- 横手盆地を中心に大きな被害があり、秋田県では死205・建物全壊が5,682[2]
- 各地で地割れ・噴砂・噴水が発生し、温泉湧出量の減少や枯渇も見られた。千屋断層の活動[2]
詳細
8月23日から前震がたびたびあった。仙岩峠付近で小被害。31日16時27分の地震(M6.4)も大きかった。本震の被害は横手盆地中部、六郷町周辺で大きく、住家全潰率70%を超えた地区もある。横手盆地のほぼ全域で住家全潰率1%以上。秋田県で死205(仙北郡で184)、家屋そのほかの建物全潰5,682。北に離れた生保内〈田沢湖町〉・南離れた三ツ又〈稲川町〉でも住家全潰率10%以上。岩手県花巻で住家全潰44、雫石で8。岩手県下の被害死4、家屋全潰110。新潟県新発田・岩船郡村山(村上か)でも小被害。真昼山地、とくに真昼岳の南側および西側に山崩れが多かった。千屋村の東善知鳥(うとう)沢の奥にある妙殿山は高さ500間ばかり、その頂より半ば崩壊、横幅20町ばかり、一部は沢を埋めて、直径500間ほどの池を生じた。地割れ・道路の亀裂は能代から象潟に及び、噴水・噴砂を伴ったところが少なくない。千屋盆地東縁に千屋断層が出現した。主部は長さ23km、逆断層で東側2.5m隆起、北方延長上生保内でも断層が現れ2m隆起。真昼山地の東側、和賀川流域に川舟断層(長さ約15km、逆断層で西側最大2m隆起)が出現した。鴬宿、繋等の温泉は湧出止まり、鉛、湯田等は幾分減少。仙北郡外小友村〈南外村〉湯本梅の湯温泉は湧出量が1/4となり、冷水となったが、3年目から温度上昇、9年目に地震前の状態に戻った。[2]
周辺で起きた過去の地震
参考文献
1.官報(1896):第3955号,明治29年9月2日,22.ほか
2.茅野一郎・宇津徳治(2001):日本の主な地震の表.地震の事典,2,朝倉書店,574-637.
3.水田敏彦・鏡味洋史(2009):1896年陸羽地震の震度分布,歴史地震,24,57-76.