1907年03月10日22時03分
熊本県北部の地震
名前 熊本県北部の地震
日時 1907年03月10日22時03分
震源 熊本県北部
緯度 北緯32.9度
経度 東経130.7度
規模 M5.4
深さ 0〜30km
出典 [2]
1907年熊本県北部の地震の震度分布。官報(1907)による。
概要
- 熊本県北部で発生したM5クラスの地震[2]
- 鹿本郡植木(現・熊本市北区)では煉瓦製煙突の倒壊・壁の亀裂等、山鹿町(現・山鹿市)では陶器類の破損等の被害があった[3]
- 当日午後7時台に2回の前震があり、近年でまれな地震ではあったがいずれも被害はなかった[3]
詳細
10日午後10時3分、肥後(熊本県)中部で最大の強震が発生した。震央付近では若干の被害があり、鹿本郡植木では煉瓦製煙突の倒壊1件・家屋および倉庫の壁の亀裂3か所、同郡山鹿町では時計が止まり陶器類が破損、熊本市では液体が溢れ出る被害があった。熊本測候所の観測によれば、発震は午後10時3分27秒で、発震直後から主要動が現れ振幅は著しく大きかった。水平動は7秒後に最大となり、北東-南西方向に周期0.2秒・全振幅23.8mmを示し、その後急激に振幅が縮小して発震後44秒で終期微動となり漸次静止した。震動継続時間は2分25秒であった。上下動は発震直後から急激に増大し、第9秒に最大となり周期2.0秒・全振幅8.2mmを示し、その後急激に振幅を減じ震動継続時間56秒で静止した。なお、この地震の前に熊本地方では2回の強震があった。第1の地震は同日午後7時16分に発生し、最大水平動は北東-南西方向に周期0.4秒・全振幅5.8mm、最大上下動は周期0.3秒・全振幅1.7mmであった。第2の地震はその30分後に発生し、最大水平動は北北東-南南西方向に周期0.8秒・全振幅4.6mm、最大上下動は周期1.0秒・全振幅1.5mmであった。この2つの地震の震域はともに3200方里以上に及び近年まれな強震であったが、いずれも被害はなかった。[3]
周辺で起きた過去の地震
参考文献
1.官報(1907):第7107号,明治40年3月12日,297.
2.茅野一郎・宇津徳治(2001):日本の主な地震の表.地震の事典,2,朝倉書店,574-637.
3.中央気象台(1907):気象要覧,明治40年3月.